光輪学院高等部・『オカルト研究部』
その血は広がり、黒き影となった。

学院の土地の力により、影は力を持ち、生徒を襲い始めた。

この学院の校庭には、運動に全てをかけた生徒達の思念が溜まっている。

熱気よりも邪気の方が濃くなってしまい、校庭で練習をしている生徒にケガをさせ始めたのだ。

校庭から伸びている黒い手は、何人もの生徒に目撃されている。

そして手の本体は―飛び降り自殺した生徒。

その生徒は校庭にいる生徒達の邪気を吸い、増殖し続けた。

やがて、その事実に気付いた当時のオカルト研究部がその影を封印した。

そして校庭でケガをする生徒はいなくなった。
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