光輪学院高等部・『オカルト研究部』
全力で否定するもレンズに触れ、何とか本体を探そうとする。

「とっとりあえず、私の<言霊>で一時動きを止めるから、九曜は耳を塞いで!」

「分かりました!」

角を曲がると二人は足を止めた。

九曜は耳を塞いで、その場にうずくまった。

神無月は息を吸い込み、角を曲がって追いかけて来た異形のモノに向かって叫ぶ。

―動くなっ!―

建物がガタガタっと揺れた。

異形のモノ達は、ぴたっとその動きを止めた。

「今の内に本体を探すわよ!」

「はっはい!」

< 45 / 86 >

この作品をシェア

pagetop