光輪学院高等部・『オカルト研究部』
雛が白い顔をしながら、軽く依琉を睨み付ける。
「とんでもない。謙遜だよ」
「依琉先輩が言うと、どーしても嫌味にしか聞こえないのが不思議ですよね」
「九曜くんまで…」
「まっ、そんなことより、部長はまだかしらね? 講堂の封印は、他の封印よりも安全だと思ったんだけど」
「えっ? そうなんですか?」
九曜がぎょっとして、神無月に向き直った。
「うん。講堂の封印は大人しいんだって、前部長が言ってたの。でも時間はかかるんだって」
「ああ、ボクも聞いたな。危険は無いけど、ちょっとめんどくさいって」
「でも危険よりはマシじゃないですか! 良いなぁ、部長」
「とんでもない。謙遜だよ」
「依琉先輩が言うと、どーしても嫌味にしか聞こえないのが不思議ですよね」
「九曜くんまで…」
「まっ、そんなことより、部長はまだかしらね? 講堂の封印は、他の封印よりも安全だと思ったんだけど」
「えっ? そうなんですか?」
九曜がぎょっとして、神無月に向き直った。
「うん。講堂の封印は大人しいんだって、前部長が言ってたの。でも時間はかかるんだって」
「ああ、ボクも聞いたな。危険は無いけど、ちょっとめんどくさいって」
「でも危険よりはマシじゃないですか! 良いなぁ、部長」