光輪学院高等部・『オカルト研究部』
依琉は肩を竦め、頷いた。
「関係無いね。実際、ボク等にはある。けど彼女には無い」
「むぅ…」
「まっ、実際ボク等に害が無ければ良いじゃないか。今日もいつも通り、仲良く過ごそうよ」
そう言って立ち止まった依琉の背後には、オカルト研究部の扉が見えた。
「…そうね」
ため息を一つつき、神無月は依琉と共に部室に足を踏み入れた。
怪しげな物が部屋の中を埋め尽くす。壁には一面、本棚が並んでいる。日本語から外国語まで、古今東西の本が並んでいる。
そして部屋の中心には大きな机が置かれており、イスが5個置かれている。
「やあ、榊部長。神無月を連れて来たよ」
一つのイスに座り、机に多くの資料を広げていた榊は顔を上げた。
黙っていればそこそこの美男子。
しかし口を開けば、オカルトオタク―それが榊だった。
「お~神無月クン。捕まっちゃったね」
「おかげさまでっ! それより雛と九曜はまだ?」
「てこずっているのかもね。でも大丈夫。必ず来るから」
確信に満ちた榊の言葉に、神無月は心の中で九曜に手を合わせた。
「でも大体神無月クンも九曜クンもダメじゃないか。部活をサボろうとするなんて!」
「関係無いね。実際、ボク等にはある。けど彼女には無い」
「むぅ…」
「まっ、実際ボク等に害が無ければ良いじゃないか。今日もいつも通り、仲良く過ごそうよ」
そう言って立ち止まった依琉の背後には、オカルト研究部の扉が見えた。
「…そうね」
ため息を一つつき、神無月は依琉と共に部室に足を踏み入れた。
怪しげな物が部屋の中を埋め尽くす。壁には一面、本棚が並んでいる。日本語から外国語まで、古今東西の本が並んでいる。
そして部屋の中心には大きな机が置かれており、イスが5個置かれている。
「やあ、榊部長。神無月を連れて来たよ」
一つのイスに座り、机に多くの資料を広げていた榊は顔を上げた。
黙っていればそこそこの美男子。
しかし口を開けば、オカルトオタク―それが榊だった。
「お~神無月クン。捕まっちゃったね」
「おかげさまでっ! それより雛と九曜はまだ?」
「てこずっているのかもね。でも大丈夫。必ず来るから」
確信に満ちた榊の言葉に、神無月は心の中で九曜に手を合わせた。
「でも大体神無月クンも九曜クンもダメじゃないか。部活をサボろうとするなんて!」