はかなき恋のうた~NAGASAKI・軍艦島
真琴と出会って3ヶ月になろうとしていた、春から夏に変わった真夏のある日…俺と真琴はいつものように喫茶店で話していた。


「ねえ、マア兄。この前の話の続き」
「どけまで話したっけ」
「新婚旅行でレンタカーを借りた後、奥さんが怒って…それで歩いて日本まで帰るって言ったとこ」
「よく覚えてるんだな」
「だって…そんなの有り得ないから強烈だもん。マア兄の過去って。ホント波瀾万丈だよね。」



ーーそれから…また俺は俺の過去を真琴に話してあげた。


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