はかなき恋のうた~NAGASAKI・軍艦島
「いいけど…俺の部屋、狭くて汚いぞ。それに明日学校だろ…」と、やはり俺が気にして言うと真琴は

「話してくれたらその後アタシが掃除してあげるね…それに昨日からもう夏休みだし」


ーーと、またあの笑顔でせがむ。真琴が笑う度に俺の心はキュっと微かな音をたててしめつけられるようになる。


「でも…真琴…」
「ん?何?」
「真琴はまだこんなに若いんだし可愛いんだからまた彼氏作らないのか?俺みたいなオヤジといるより…な…?」


と俺が探るように言うと…


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