二人で一人〜永遠に
俺は、手を握りながら、千冬の顔に頬摺りをした。
「…目を覚ましてくれ…頼むよ……千冬……」
俺の涙が、千冬の頬に流れ落ちた。
「…脳には、問題がないけど…千冬は、起きてくれないのよ…このまま眠っている可能性が、あるのなら…琉汰に教えなくちゃって…、本当は伝えようとしたけど、琉汰の家に電話をした時、お母さんから、食事をちゃんと食べてくれないって聞いて…それで…ごめんなさい…」
「……もっと早く知りたかった……けど……いい…おばちゃんは、俺の事を思ってしてくれたんだろ……」
「…琉汰…ごめん……なさいね……」
おばちゃんは、千冬の着替えを取りに家に戻ると言って、病室から出ていった。
「…千冬……あの時…何もなかったら…俺達は皆に祝福されて……結婚してた……そうだろ?……千冬が、どうしても、家からウエディングドレスを着て……教会に向かいたいって……教会で式を挙げて……俺の元へ……来るはずだったのに……あの時反対してれば……」
俺は涙を拭き、首にしてあるネックレスを外した。
「…千冬…指輪だ……」
俺は眠っている、千冬の左薬指に指輪を付け、俺も左薬指に指輪を付けた。
「…目を覚ましてくれ…頼むよ……千冬……」
俺の涙が、千冬の頬に流れ落ちた。
「…脳には、問題がないけど…千冬は、起きてくれないのよ…このまま眠っている可能性が、あるのなら…琉汰に教えなくちゃって…、本当は伝えようとしたけど、琉汰の家に電話をした時、お母さんから、食事をちゃんと食べてくれないって聞いて…それで…ごめんなさい…」
「……もっと早く知りたかった……けど……いい…おばちゃんは、俺の事を思ってしてくれたんだろ……」
「…琉汰…ごめん……なさいね……」
おばちゃんは、千冬の着替えを取りに家に戻ると言って、病室から出ていった。
「…千冬……あの時…何もなかったら…俺達は皆に祝福されて……結婚してた……そうだろ?……千冬が、どうしても、家からウエディングドレスを着て……教会に向かいたいって……教会で式を挙げて……俺の元へ……来るはずだったのに……あの時反対してれば……」
俺は涙を拭き、首にしてあるネックレスを外した。
「…千冬…指輪だ……」
俺は眠っている、千冬の左薬指に指輪を付け、俺も左薬指に指輪を付けた。