キケンな放課後
「本気だよ、俺は…!」





…海斗は…


本気なのかも…



あたしは、海斗の
真剣な目を見てそう思った。




「俺と付き合ってくれない…?」

「う、うん…?」




あたしはすぐにうなずいていた。



「なんで今疑問形だったの?」

「え…?」



海斗はちょっと
しゅんとして言った。



「後ろに?マークが
 あるのはなんで?」

「ご、ごめん…」

「そういうことしたら
 お仕置きなんだからね?」

「…きゃッ…!」




あたしは、気がつくと
海斗に抱きしめられていた。


久し振りに感じる海斗のぬくもりは、
すごく心地よかった。




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