キケンな放課後
「どうしたの、未海ちゃん?
 あんまり気に入らなかった?」




うつむいているあたしを
見た海斗が心配して声をかけてくれた。



「そ、そうじゃなくて…」

「え?」

「う、うれしくて…その…
 海斗がドキドキさせるから悪いんだよ?」



あたしは照れながらも
本音を言った。


…は、恥ずかしい~!




「…海斗?」




海斗の顔を見てみると、
なぜか顔を真っ赤にしていた。


あたしより
赤いくらいじゃん…


なんでだろう?




「あのさ、未海ちゃん…」

「え…?」




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