キケンな放課後
あたしがそう言うと、
海斗はまた大爆笑した。


…へ、変だったかな?




「未海ちゃん、
 ロマンチックすぎるでしょ!」

「そ、そう?」

「まだ信じてるの?」

「そんなわけないでしょー!」




もう!

海斗はいっつもそうやって
あたしをからかうんだからッ!


それでもおかしくて、
あたしは海斗は笑い合った。




「じゃあさ、クリスマスは
 誰と過ごしたい?」

「…うーん、
 好きな人、かな?」

「よかったー…俺、ここでまた
 サンタさんって言われるかと思ったー!」

「い、言わないよーっ!
 ありえないから!」




…あ、あたしって
そこまでバカに見えたりするのかな?


まぁ、海斗なら…
いいとか思っちゃうんだけどッ!




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