キケンな放課後
バタンッ



あたしは
トイレのドアを開けた。




「確かに~ッ!」

「ウザいよね~!」




…うわ


な、何この状況…


トイレに入ると、
女子集団がたまっていた。


…今更出るのも
わざとらしいし…


あたしは素早く
トイレの個室に入った。


ガタっ!



…せ、セーフ?



あたしが個室の方に入ると、さっきまで
大声で笑っていた集団が静かになった。


…ど、どうしたんだろう?


出て行ったのかな…?


でも、バタンッていうドアの
音とか聞こえなかったし…



あたしは気になって個室の
ドアに耳をぴったりくっつけてみた。




…その時だった




< 169 / 288 >

この作品をシェア

pagetop