キケンな放課後
4時間目の始まりを
告げるチャイム…


早く戻らないと!



「授業始まったから
 って戻れると思わないでよ?」



真希のツンとしたキツイ声が
トイレに響いた。


あたしはゴクリと
唾を飲み込んだ。



「っていうかさー、
 あんた杉田君とどういう関係なわけ?」

「なんか特別とか勘違いしてるんじゃないの?」



…あたしと海斗の関係?

そんなの決まってる…

あたしと海斗は…




「海斗はあたしの彼氏だよ?」




あたしは声を張り上げて
自信を持って言った。


だって、海斗はあたしの
彼氏だもん。


それに迷いはない。






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