キケンな放課後
「海斗…」



あたしは小さく
海斗の名前を呼んだ。


海斗のぬくもりに、
あたしはまた甘えてしまいそうになった…




「なんかあったんでしょ?」

「す、少しね…?」

「やっぱり!」



あたしが思わず本音を言うと、
海斗が抱きしめる力を強くした。



…でも、あたしは
海斗に頼りたくない…


これは、あたしと真希たちの問題だし、
何よりも真希に海斗への想いで負けたくない。




「でも…あたし、大丈夫だよ?」

「…え?」






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