キケンな放課後
「…杉田君は私のものって言いたいわけ?」

「…簡単にいえばね。」

「ふーん…
 あたしにあきらめろって言うの?」

「そうだけど?」




…あきらめろ、なんてひどいこと
言うつもりなんてないはずなのに…


今日のあたしは、
なんだかピリピリしていた。

…海斗のことだからかな?





「それはムリだから。」

「…え?」

「ムリだって言ってんの!」




真希の大きな声に
あたしは少しドキッとした。





< 189 / 288 >

この作品をシェア

pagetop