キケンな放課後
「…え?」





突然、海斗の動きが
ぴたりと止まった。


あたしはびっくりして
海斗を見る。




「ご、ごめんッ!」

「…ど、どうしたの?」

「イヤだったでしょ…?」




海斗は申し訳なさそうに
あたしを見つめる。


あたしも体を起こして
海斗を見た。



「…い、イヤじゃなかったよ?」

「ホント?」

「うん…恥ずかしかったけど…!」

「そっか…でも、今日はもうやめよっか。」




海斗はそう言って
あたしを抱きしめた。




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