キケンな放課後
「今野がそう言ったの!?」

「う、うん…」

「…マジかよ。」




海斗はそう言うと、
深刻そうな顔をした。




「未海ちゃん…俺、
 今野は危ない気がする…」

「あぶない…?」

「うん…学校祭のとき、
 未海ちゃんにキスしようとしたでしょ?」

「え…あ、うん…」




そういえば、
そんなこともあったような…


き、きっと今野君は
お芝居に夢中だっただけだと思うんだけど…




「あの時は俺が
 照明消したからよかったけど…」

「えっ!?照明消したの
 って海斗だったの!?」

「…あ」




…あ、あの時照明が
いきなり消えたのは海斗がッ!?


ずっとわかんないまま
終わってたのに…




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