キケンな放課後
「じゃあ、勝負の日は
 未海ちゃんが決めて?」

「あ、あたしっ!?」





突然話を振られた
あたしはびっくりした。



「未海ちゃんが決めなよ?」

「え、いいの…?」

「笹山のための勝負なんだからな。」




…あたしのための勝負、か。


どうしよう…




「…12月23日はどうかな?」

「23日?」

「うん…」




あたしは遠慮がちにうなずいた。




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