キケンな放課後
「沙希ー、ごめん!」

「未海!行こう?」

「うん!」



沙希は怒っていなかったらしく、
あたしは少し安心した。





「未海って杉田君と
 仲良いんだねッ?」

「え、そう?」



校門をくぐったところで
沙希にそう言われ、あたしはドキッとした。



「あ、別にいいんだよ?
 なんかちょっと気になっただけだからっ!」

「う、うん…
 でも、そんなに仲良くないよ?」

「そっか!あ!今日、
 ちょっと寄り道してかない?」

「寄り道?」



沙希の言葉に、
あたしは首をかしげた。


…寄り道なんて、
しばらくしてなかったなーっ!



「うん!アイスでも
 食べに行こ!」

「いいね!」



あたしたちは、アイスを
食べてから帰ることにした。



…どうか太りませんようにッ!

って、心の中でお願いしてからね?


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