キケンな放課後

キケン!?

「沙希~!どこ~!!」




あたしは必死に
沙希を捜していた。


人が多くて
なかなか見つからない。


…あたしが海斗と2人で
うかれてたから悪いんだ…!



「沙希ー!沙希!?」



あたしはまた大声を出しながら
沙希を捜し始めた。



「あ!ごめんなさ…「おい、何だ!?」



…あ、やっちゃった…


あたしは、なんだかいかにも
悪そうな男の人にぶつかってしまった。


な、なんか大人数だし、
めちゃくちゃ怖い…


「何ぶつかってんだよッ!?」

「ご、ごめんなさい…っ。」



あたしは、
怖くて声が震えてしまった。


「なぁ、この子なかなか
 カワイイんじゃね?」

「だな~。兄貴~、
 どうですか?」



…こ、怖い…

怖すぎる…ッ


今、逃げちゃえば
よかったものの…


あたしは怖さにおびえるだけで
逃げることができなかった。



「姉ちゃん、ちょっと来な?」

「………!」







あたしは男の人たちに
腕を引っ張られた…


どんどん暗くて人通りが
なくなっていく…


…何このベタな展開…?


あたし、どうなっちゃうの!?





< 68 / 288 >

この作品をシェア

pagetop