キケンな放課後
気がつくとあたしの目からは
大粒の涙がこぼれていた。



「泣いちゃった?」

「…ぁ…うっ…い…ゃ…ッ」





一時的に唇が離れる。


口の中が気持ち悪い…


あたしはもう、
吐いてしまいたいくらいだった。




「まだまだ
 これからだからな…」




男はニヤッと
イヤな笑みをうかべた。









「いやああぁぁぁッ!」






男はあたしの浴衣に
手をかけた。




「姉ちゃん、
 いい体してるじゃん?」

「い、イヤ…ぅっ…や…」





イヤだ…


もうムリだよ…


怖い、怖い…



助けて…


助けてよ、





海斗助けてッ!











「何やってるんだよ!」



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