キケンな放課後
「海斗、ホントにありがとッ!」

「もういいって~!
 さっき飽きるほど聞いたんだから!」



泣きやんだあたしは、
帰ろうとしているところだった。




「あ、あのさ…未海ちゃん…」

「ん?」



海斗が顔を赤くして言ってきた。

なんだろう?



「こんなこと言ったら
 変態かもしれないけど…」

「え?」



海斗は言うのを
すごく恥ずかしがっている。


…あたし、なんかした?













「ゆ、浴衣直してッ!」



< 75 / 288 >

この作品をシェア

pagetop