キケンな放課後
ヒュ~~



パーン…!



「あ!花火ッ!」

「ホントだ!」

「そういえば今日、
 花火もあったな~。」




あたしたちは、
どんどん上がる花火に感激していた。


…きれいだな…


ちょっと場所は悪いけど、
意外によく見える。




「あ、海斗…!」



あたしは沙希と今野君に
聞こえない声で海斗を呼んだ。



「ん?」

「あのさ…さっき、助けに来てくれたとき、
 なんで今野君と沙希を置いてきたの?」



あたしはずっと気に
なっていたことを聞いた。


…だって、今野君と沙希がいた方が
絶対心強いし、その方が自然じゃないかな?






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