キケンな放課後
「え…?海斗1人であたしを…?」

「…うんっ!恥ずかしいけど…
 ホントにそう思ったんだよっ。」




珍しく海斗は
真っ赤になっていた。


…海斗が1人であたしを…


あたしもなんだか
恥ずかしくて…


でも、うれしくて…


きっとあたしの顔も
真っ赤なんだろうな…っ




「そんな風に思ってくれてたんだ…
 うれしいな…。」



…って、なんであたしは

思ったことを口に
出しちゃってるわけ!?


今言ったことは、あたしの心の中を
そのまんま言葉にしたものだった。



「別に、守りたい
 って思っただけだよ…っ!」

「それが、うれしいんだよ?」

「て、照れるからもうやめてー!」

「だって、うれしかったんだもんっ!」







花火が海斗とあたしを照らす…

そんな中、あたしと海斗の距離は
縮まった…のかな?


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