キケンな放課後
「今野、笹山!今日は何の劇をやるのか、
 候補を決めてもらうぞー。」


「候補ですか?」

「そうだ!まぁ、先生も今の子は何を
 やりたいのか分かんないから、
 自由に話し合ってくれ。」



劇の候補、か…


ってか先生、
今の子のことわかんないんだ…!


あ、ここ反応するとこ
じゃなかったかな?



「じゃ、また部活行ってくるから!
 がんばれよー。」



先生はそう言うと、
教室を出て行った。


…先生、相変わらず適当だなっ


でも、そこが
楽でよかったりして。




「早速話し合おうか。」

「うん。何がいいかな?」

「候補だからな~…
 何個か決めないと。」



あたしたちは、
それぞれ考え始めた。





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