迷路




まだ眠たい目をこすりながら
携帯にでる。








「…もしもし。」








『もしもし?
もしかしてまだ寝てた?』








電話の相手は
加奈[カナ]だった。








加奈はあたしの親友で
唯一心を許している相手。








この頃のあたしは
加奈以外の人は
信じてなかったし
嫌ってた。
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