オレンジdays
第1章
ピピピピッ
「ぅ・・・・んん・・・」
不快な音を立てて目覚ましが鳴る。
時計の針が6時をさしてるのをみて、小さく舌打ちをした。
朝
やだ。
そう思いながらも起きなくてはならないので、渋々ベッドから抜け出る。布団から出ると空気がひんやりとしていて、また戻りたくなる衝動に駆られた。
(・・・・・・雨)
カーテンを開けて外を見ると、生憎の雨。
ざーざーととめどなく降り続ける雨に気持ちが憂鬱になる。