大切な人
「それゎお前のせいぢぁないし…国生ゎまだ死んでない。まだ生きてるんだろ?!」
「ぅん…。」
「なら…国生の側に居てやれょ…。」
「ぅん…。」

私ゎそれしか言えなかった。

私ゎ…
国生の手を握りながら.
ベッドの隣にいる。
国生が目を開けるまで
そのつもりで……。

「国生…目を開けて。」
「私を一人にしないで…」
「元気になって…。」
「国生…。国生…。」

それでも国生ゎ目を開けない。


それから2日がたった。

国生ゎ…
私と手を握りならが.
握り返す事も無く.
花が枯れる用に静かに死んでいった。

あり得なかった…。
信じられなかった…。
私…
国生がいないと……

私ゎ酷く落ち込んだ。

でも…
そんな私を励ましてくれたのが…隆だった。

「菜摘…悲しいのゎお前だけぢぁないんだ…。俺も.国生の両親も.みんなが悲しいんだ…。」
「でも…私…国生が…国生がいないと生きていけない…。」
「そんな事…見てればわかる。でもなぁ……。菜摘……」
「………。」
「国生ゎお前が自分の分まで笑顔で楽しく生きる事を望んでるはずだ…。」

そぅだょね……。
だって…
国生だもん…。
私が国生の分まで生きる……
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