この空の下
「さっきクラス表
見てきたけど、
あたしらクラス
離れたみたいよ」
「ええ~!
そんな~寂しい~」
「あたしはあんたの
相手せずに
済みそうで嬉しいわ」
「さっちゃんひどい!」
「やめてよ。
あたしは皐月!」
「いーじゃん
さっちゃんで!」
「はあ…。
早く体育館行くよ」
「は~い」
そうして退屈な式が
やっと終わって、
あたしは教室へと
戻ってきた。
皐月と別れた途端
男の子がたくさん
来たから寂しくは
なかったけど。