この空の下
「でな、そのピッチャーの
背番号は7番だったから
オレもいつか
7番の背番号を
もらいてえんだよ」
「そうなんだ~。
崎美君が投げるの
上手なのも、その人に
憧れたからなの?」
「まあ、その選手の
影響でピッチャー
目指したのは
本当だけどな。
でもその人は
バッティングも
うまかったんだぜ!
…って、こんな話
つまんねえか」
「そんなことないない!
崎美君の話聞いてると
本当に野球が
好きなんだなって
わかるし、
あたしも野球のこと
もっと知りたいもん!」
「…あんたまじで
男の扱い上手いよな…」
「え?なに??」
「や、別に…//」
でも崎美君って
本当野球の話の時は
生き生きしてるもんな。