嘘カラ始マル恋心:Love Liar:




「なんでなんで!!!????
なんでお母さんが死んだって言わなかったの!!!??
なんでいきなり再婚だなんて言うの!?」


お父さんはそんな私の言葉に、謝罪とは違う表情を見せて私にいう


「ああ、【いいんだ】。」


私はその笑顔で、何もかも全部を否定された気がした


お母さんの存在を



「は…何…何言ってるのよ…、え…え?」


錯乱状態に陥った私には、言葉さえも理解できなくなる



そんな時、さっきまで私が開けようとしていた扉が開いた


「おじゃまします。」


「ああ、来たね。」



私はお父さんのその言葉でわかった


再婚相手の人が来たんだ




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