シャ-ペン
 あの出来事は桜が咲いた季節のこと。
 




あたしは、いつもと同じように真子と
 




理科の授業を受けてた。





 入学したてだから当てられるとか





 どっきどきの授業~。
 




今日も授業は延長。





 遅刻者がでたから。
 




チャイムがなっても5分間終わらなかった





「あ-あ。今日も延長だよ-」





「なんで、いつも理科だけなんだろ-?」
 




あたしと真子のいつもの会話。
 




 ふとしたとき、





 シャ-ペンを落としてしまった。
 




カシャン。





「あ。落ちちゃった。よっと。」
 




あたしは少し前かがみになって、
 




シャ-ペンに触れた。 
 




と、同時に誰かの手が触れた。
 




そう。これが李記くんとあたしの出会い。 





よくマンガでありそうなスト-リ-でしょ? 





そのとき、あたしは李記君に一目惚れした。





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