そら
だめだ…


授業に集中できない…



そう思って、すぐ家に向かう。


いつもの風景が広がる。

「はぁ…ー」

「ため息つくと幸せ逃げちゃうよ~!」

「え??」



どこか懐かしい声の持ち主は幼なじみだった。


「お前…最近元気ないぞ??」



「え…あ…そんな事ないよ??」



ぎこちない笑顔を作る。
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