究極のメソード
楽観論はやめろという人もいるかもしれない。
さとみは最初から死神の味方じゃないのか?
という人もいるかもしれない。


でも違うんだ。


さとみは心から俺のことを愛している。
確信があるんだ。


「こんなところで寝てる場合じゃないな」



俺はそうつぶやき起き上った。


ふらつく足で立ち上がる俺。
鮮血がぼたぼたと地面に落ちる。


全身血まみれの青白い顔が
鏡に映っている。


そんな俺に向かって
また一言つぶやいた。



「さあ…死神をぶち殺して
さとみを助けに行くぞ…」
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