究極のメソード
こぶしを握りしめる渡辺。
その眼は依然として輝いている。


そんな様子を見た関口は
満足そうにうなずいた。


「わかったよ先生。でもひとりで
行かすわけにはいかない。


俺と手下を護衛代わりに使ってくれ。


俺たちが命かけて
壇上に上がらせてやる。


死神をぎゃふんと言わせてやれ!
頼んだぞ」



渡辺は無言で答える。


その答えに関口も無言で
うなずく。
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