究極のメソード




渡辺の文章をよんだKは
思わずため息をつく。


「渡辺は馬鹿な上に
勝手な奴だ…


俺に託すなんて
ホント勝手だよな」


病院を出たKは
タクシーに乗り込んだ。



街中を走るタクシーは
やがて山へ向かい


峠道を越えていく。


緑の森林を走り抜けるタクシーは


やがて忽然とあらわれた
白い建物の前で停車した。



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