究極のメソード
さとみが現れた。



イブニングドレスに着飾ったさとみ。
しずしずと舞台そでから現れる。


そしてKの姿を見つけると
にこりと笑いかける。



「ご紹介いたしましょう。


当劇場の女神。
究極の愛を体現する人。


さとみ嬢でございます!


皆さん
拍手でお迎えください」




死神がこう叫ぶと
この劇場ただ一人の観客


Kがゆっくりと拍手をする。


ぱち…ぱち…


乾いた音が
体育館の中に響き渡る。
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