究極のメソード
「さてと…劇を進めようか」


Kはそう言うと
自然な様子でナイフを取り出した。


白く光る細身のナイフ。


無表情にナイフを握る
Kの姿は


体育館の中に建てられた
彫像のように


静かに存在している。



笑う死神。


「さて…そのナイフがもたらすのは
ハッピーエンドか


それとも悲劇か?
楽しみですねえ」
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