究極のメソード
「そんな時彼女と出会ったんですよ。


私の独房の前を歩く彼女の姿を見て
私は直感したんです。


彼女も私と同じように
心に仮面をかぶっている。



彼女は女優なんだとね」



さとみは死神を見つめる。



「死神さんは私を救ってくれた。
死神さんは私の大切な人よ」


その言葉を聞いた死神は
一瞬動きを止めてさとみを見つめる。


さとみも優しい目で死神を見つめる。

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