究極のメソード
私は考えました。


それならば
愛する者が絶対彼女の元から
離れない世界を作ってやればいい。



未来永劫彼女の周りには
人がいて


彼女を一人ぼっちにはしない
世界を作る。

そう…」


死神はにやりと笑う。

「私は再び死神となり
この世界を作りかえることにしたんですよ」



たった一人の人間のために
この世界全てをひっくり返そうとしている死神。


Kはナイフを死神に向けたまま
見事な芝居に見入っていた。
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