究極のメソード
その言葉を聞いて微笑んださとみ。


するとなぜか床に落ちたナイフを
拾い上げて俺に近づいてくる。



そして俺の横に回り込み
さとみは俺の脇腹を刺した。


さとみはためらいなく俺の脇腹を貫いた。



耐えがたい激痛が全身を走る。



「私が何をしても好きでいてくれる?
たとえばあなたを刺したとしても?」



俺は床にうずくまった。


喉の奥から
温かいものが口へと上がってくる。


どうやら肺にも傷がついたようだ。
床に血を吐く俺。


さとみはそんな様子を
冷たい目で見つめている。
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