ばかやろうな君
幸せで楽しい時間は
あっという間に過ぎてった
帰りみち
「ゆい今日もたのしかったね」
「そうだねぇ」
「ずっと一緒にいようね」
「そうだね
ずっとは…」
今…私
ずっとはわかんないけどね
って言いそうになった
なんで…
私のばか
いみわかんない
「ずっとは?」
「あ…ずっと…
ずっと分かり合おうねって言おうとしたの!」
…くるしい
くるしすぎる言い訳だ…
「そうだね
分かり合おうね!」
流星がばかで
よかった…。
家の前についた。
「ぢゃあ流星ばいばい」
「まって」
流星が私の腕をつかむ
珍しく強引な行動に
私はびっくりした
「今日なんか変だったよゆい…」
あ、以外と気づかれてた
「よくボーっとしてた
俺みてたもん
どぅしたの?何かあった?」
「…そぅだったけ」
「いってよ。
…それとも言えないこと?」
悲しそうな顔で
私を見る流星…。
そんな顔でみないでよ
私だってなんでか
わかんないんだから…
なんで正輝のことなんか
気にしてんだろ。
「…映画が悲しすぎて
さっきから映画の事ばっか気にしてたんだ。
ごめんね…。」
「…うそついてるでしょ。」
ばッ
流星が急に私を抱きしめた
「ちょっと…家の前だよ?」
「うそなんか付くなよ
もう俺の事、好きじゃないの?」
「好きだよ」
「じゃあなにかくしてるか言えよ!」
「流星…怖い」
「…あ、ごめん!
ゆいないてる?」
流星は私をはなし
心配そうに見つめてる
「ごめん!ゆい本当にごめん」
「………ごめんかえる」
私は家の中にはいった。
ただ…その場から
立ち去りたかった
「ゆい!!」
私が悪いのは
わかってる…
ごめんね流星。