ばかやろうな君
別れ



 「おはよぉ優衣!」

 びくッ!

 「ちょ…ちょっと
 いきなり声かけないでよ…」

 「あれ?
 なんか元気ないね
 俺が慰めたるて
 ほら、おいで!」

 バキッ!

 「ってぇ~
 ちょっと今のきつすぎだってぇ」

 「うるさい!
 ついてくんな!」

 なんだよコノヤロー
 なんで顔みて話せないんだよ!
 むかついてきた
 あぁぁあ!!

 「もうッ!!!!」

 「うわッ…ゆい大声だして
 どうしたの??」

 「あ、ごめん翼。
 ちょっとイライラしちゃって」

 「ねぇつばちゃーん
 今日優衣おかしくね?」

 「あ、おはよ正輝くん」

 「おはよぉ」

 むかッ

 「…私、先いく…」

 もぅなんなんだよ

 なんでこんな反応してんだよ

 むかつく…

 イライラする…。

 「ねぇゆい」

 「ゆい!」

 誰かが私の腕をつかむ

 「ゆい!」

 あ、流星だ…。

 「昨日はごめん
 おこってる?」

 「…ごめん
 いま話したくない。」

 はしってにげだした
 流星の顔みれなかった…。

 ごめん。
 
 罪悪感が襲ってくる。
 苦しい、つらい…。

 ごめんごめんごめん

 もういやだ

 なんで?
 
 つきあってるのは
 流星なのに
 私…私…正輝のこと
 気にしてる…

 最悪だ…

 私…最悪な女だ…

 



 

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