Kinmokusei~ ありがとう ~

しばらく先輩たちと会話している間に

いつの間にか一人の先輩がいなくなっていることに気付いた。

この先輩は何も言わないでいなくなる事がよくあるから
あまに気にはしなかったが
もうすぐに文化祭が終るため
連絡を取らないといけなかった。

先輩たちの一人が電話をしても繋がらず

私も電話をしたけど繋がらず

仕方なく私が探しに行った。

いくら母校でも先輩たちのことを知っている
先生たちは
もうほとんどいない

だけど

私はまだ知られているし

しかも

私が知らない先生までもが私を知っていたりするから
情報を手にするには
私が動いたほうが一番早い。

先輩たちには「古本屋」にいてもらい
一人で探しに行った。

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