Kinmokusei~ ありがとう ~
貴方は凄く心配した目をして
「じゃあ今は…。」
「色々な場所に行っているから大丈夫です。
じゃあさようなら」
と言って先生に背を向けて先輩たちが
いる教室に歩いた。
慣れないキリッパで
なるべく早く先輩たちの元に行くように
歩いた。
本当はそんな事言いたいのではない。
本当は
明るい話をしたかった。
貴方が
先生が安心する話をしたかった。
今まで迷惑をかけてしまったぶん
安心する話をして
先生には
幸せになるように
伝えたかった。