Dream Book
結果を伝えた
私は今日先生と受験について話したことをお母さんに言った。
するとお母さんはこう言った。
「で?高校受験するんでしょ?」
私はその気のお母さんに自分の気持ちを伝えた。
「あたし高校行かないで働いて夢叶えるから、だから就職すんの」
「夢ってなにっ?」
そう聞かれたけど言わないといった。
それから1ヵ月が過ぎて私が就職することは家族皆が知っていた。
お父さんは険しい顔つきで社会は厳しいぞと言ってきた。
お母さんはそれなりに承知しているようだった。
お兄ちゃんは夢があるならいいんじゃないかと言ってくれた。
お姉ちゃんは私より真剣に求人雑誌を見て探してくれていた。
自分の道を認めてもらえた感じがして嬉しくなった私。
これからの勝負はまだまだあると分かっている。
自分の夢と同時に一歩ずつ歩き始めた私。