双子フタゴ愛アイ




「お前のその挑むような目は嫌いじゃないが…・・今日は潰してやりたいよ」




そう言った比呂也君の目はもう笑ってなくて






少し低い体勢のタカラの右肩を




ガッ




足で



家の前の壁に押し付けた





「や、やめて!!」



私がタカラの側に寄ろうとするのを





「・・・要 車に乗れよ」



比呂也君の穏やかな声が止めた





「早く乗らないと コイツの骨 折れるぞ」
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