あなたが私にできる事





何もする気が起きなくて、



山口くんの顔を見るのが怖くて、



ずっと家に引きこもる。





美紀や恭ちゃんから心配するメールが届いていた。
着信も何度かある。



だけど私はそれに返事はしなかった。







山口くんからは何の連絡もない。








学校を休み始めて1週間後、私は携帯の電源を切った。















いつのまにか学校の授業は終わっていて自宅学習期間となっていた。






学校に行くのはあと2日間。卒業式の予行練習と本番を残すのみだった。








< 235 / 280 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop