あなたが私にできる事



だんだん小さくなっていく車をボーっと見ていた。



「俺…、まだ理解できてない。」



「私も。」



「…女ってこえー。」



最後の恭ちゃんの言葉に同感した。



「まー、とりあえず…、美紀って…」




「「「大物だね。」」」






彼女にはあとでメールしておこう。




お互い落ち着いたら会って、その時にたくさん話を聞かせてもらえばいい。




私だって美紀にたくさん話さないといけないんだから。









私に…、私たちに残された時間はあと少し。




新しい季節はすぐそこまで迫っている。














< 265 / 280 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop