神楽幻想奇話〜鵺の巻〜
「ゴホッゴホッ…御館様、つまりは自分が見てるこの円の向こうの空間にだけ、技が発動できるって事ですか?」
沙綺の問いかけに白蓮は頷き返した。
「そうじゃ、今のように自分がしたいことを強くイメージした印を切ることで、周囲の呪符が増幅してくれる。簡単に説明するとこういう事じゃ。」
「しかし何らかの制限があるのではないですか?!」
沙綺は余りに高い威力の術に驚いた上に疑問があった。
「それは先ほど説明した通り、結界士に必要なイメージの強さ…空想を具現化するだけの想像力が限界を決める。」
「つまり、何となく考えただけでは発動しないという事ですね?」
「そうじゃ。そして今までお前に教えていなかった理由も、結界士がいかなるものか、結界とはいかなるものかを理解しておらんかったからじゃ。」
沙綺は真っ直ぐに見つめる白蓮の瞳に、「心して使うように。」と釘を刺された気分だった。
沙綺の問いかけに白蓮は頷き返した。
「そうじゃ、今のように自分がしたいことを強くイメージした印を切ることで、周囲の呪符が増幅してくれる。簡単に説明するとこういう事じゃ。」
「しかし何らかの制限があるのではないですか?!」
沙綺は余りに高い威力の術に驚いた上に疑問があった。
「それは先ほど説明した通り、結界士に必要なイメージの強さ…空想を具現化するだけの想像力が限界を決める。」
「つまり、何となく考えただけでは発動しないという事ですね?」
「そうじゃ。そして今までお前に教えていなかった理由も、結界士がいかなるものか、結界とはいかなるものかを理解しておらんかったからじゃ。」
沙綺は真っ直ぐに見つめる白蓮の瞳に、「心して使うように。」と釘を刺された気分だった。