神楽幻想奇話〜鵺の巻〜
鎌鼬が斬撃を飛ばした瞬間、歌っていた命の姿が消えていた!


そしてすぐ耳元から歌が聞こえた!


「うしろのしょーめんだぁ〜あれ?」


「何ぃぃ」


鎌鼬が振り向こうとした時、後ろから首筋を捕まれた!


「暴れちゃだめよぅ。捕まっちゃったんだから。」


鎌鼬は軽い口調で言う命から、一瞬でも動けば殺されるほどの殺気を覚えた!

そして、動けないまま唾を飲み込んだ鎌鼬は、乾いた声で問いかけた。


「俺が悪かった…もう手は出さねぇ!許してくれ。」


「そうねぇ?肌の傷のお返しはしなきゃねぇ…フフフ」


「何でもするから見逃してくれ!あんたが何者か知らないが、手下にでもなる!」



鎌鼬は必死になって命に哀願した。
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